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HISTORY
妹に便乗しながら上京した、モデルの「原石」
ブラジルはサンパウロの出身。8歳の頃に日本に移住し、静岡県で育った。モデル業への第一歩は、唐突に踏み出される。20歳の頃、モデル志望の妹がレッスンを受けるために上京するタイミングで、母親からの「あなたも行ってみたら?」というひと言に便乗した。もともと東京で遊ぶのが好きだったから、というのが当時のモチベーション。モデルになりたいとは少しも思っていなかった。あくまでも“面白そうな経験”のひとつとして、妹とともにレッスンを受けることになる。しかし本人の胸の内とは裏腹に、ブラジル生まれの「原石」の輝きを、エージェンシーは見逃さなかった。
飛躍のきっかけは、ヘアスタイル
レッスンを見守っていた複数のモデルエージェンシーから声を掛けられ、あれよあれよという間にモデルの世界に飛び込むことになる。最初の1年は仕事もまばらだったが、本人いわく、ヘアスタイルを変えてから、活躍の場はぐっと広がっていく。有名メンズファッション誌を皮切りに、雑誌の撮影やショーの現場からのオファーが殺到。そして、ありとあらゆる撮影現場に、ロングヘアをなびかせて躍動するDanielの雄姿が見られるようになった。折からハーフモデルブームもあって、ハードなスケジュールをこなさなくてはならない日々ではあったが、それもまたやりがいに繋がっていった。
撮られる側と、撮る側。両方やればいい
妹と上京してからおよそ2年。モデル業が軌道に乗り始める頃、Danielはクリエイターとして、違った表情を見せ始める。強く惹きつけられたのは写真の世界。“撮られる”の視点から写真に対する造詣を深めていたことに加え、母方の2人の叔父がフォトグラファーだった影響で、幼いころからカメラに親しんでいたという経験も大きかった。モデル業と並行し、友人のフォトグラファーのアシスタントを務めて研鑽を積み、やがて、ひとりの写真家として独立を果たす。撮影者と被写体の“二刀流”。双方のマインドを知る存在として、そのクリエイティビティは大きな広がりを見せた。
引退、そして復活。“第二章”への期待は高まる
実は2019年頃、Danielは一度モデルとしての引退を考えている。やり切ったという充実感、燃え尽きた思いが複雑に入り混じった感情からだった。貿易会社に籍を置き、会社員として働く日常は居心地が良かったし、何の不満もなかった。数年間そんな生活を続けていたとき、ひょんなことからモデル時代の友人に声をかけられたことで、数年ぶりにクリエイティブな血が湧きたつのを感じた。カムバック。これまでも、モデルとして、フォトグラファーとして、やりたいことを満喫しながら生きてきた。まだ自分にできることがあるならば、それを逃す手はない。Danielのモデルとしての“第二章”が、今まさに始まろうとしている。